フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、2013年に公表した2035~2050年のエネルギー・気候シナリオの更新版を公表した。これは、法で定めた排出削減目標の達成に向け、実施する取組と排出量の変化を想定したもので、2013年版を基に最近の経済や人口動態の変化、新たな研究成果を考慮して更新した。熱、電気、燃料などフランスの全エネルギー需要が考慮されている。更新版シナリオでは、2050年までに温室効果ガス排出量と最終エネルギー消費量を大幅に削減(それぞれ1990年比で70%以上、2010年比で45%の削減)する可能性を確認した。特に目標達成に重要な分野は、既存建物(建築ストック)のエネルギー改修と、輸送の早期かつ抜本的な転換だと指摘、既存建物のエネルギー性能を上げるため2030年までは年間50万戸、2050年まで年間75万戸の改修が必要だとしている。ADEMEは同時に、フランスのCO2排出削減を加速するための対策を提案する報告書も公表した。
情報源 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | エネルギー | 気候 | 排出削減 | 排出量 | ADEME | 建物 | フランス環境エネルギー管理庁 | シナリオ | エネルギー消費量 |
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