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 国連開発計画など、スリランカは2050年までに100%再生可能エネルギーで賄える見通しと報告

発表日:2017.08.16


  国連開発計画(UNDP)は、アジア開発銀行(ADB)と共に、スリランカは2050年までに電力需要を100%再生可能エネルギーで満たすという目標を達成できる見通しだ、との報告書を公表した。これによると、同国の電力需要は現在の3,700メガワット(MW)から約3万4,000MWに増加するが、うち1万5,000MWは風力発電、約1万6,000MWは太陽光発電、残りは水力発電やバイオマス発電で賄えると見込まれる。輸入化石燃料に代替することによって、累計約180億ドルの燃料輸入費削減も実現するという。ただし課題もあるとされ、電力貯蔵面では瞬時電力3,600MW、エネルギー蓄積能力1万5,000MWhを提供できるような解決策が必要であること、また、電力料金の構造改革、推定500億ドルの投資、系統運用サービス市場の整備といった必要性が挙げられている。スリランカをはじめ気候脆弱性フォーラム(CVF)を構成する43カ国は、2050年までに自国電力を100%再生エネルギーで賄うという自主目標を設定している。

情報源 国連開発計画(UNDP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連開発計画(UNDP)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 電力貯蔵 | アジア開発銀行 | ADB | UNDP | 電力需要 | スリランカ | 国連開発計画
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