世界気象機関、「全球気候観測システム」の取組が前進と報告

発表日:2015.10.26

世界気象機関(WMO)は、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)等と連携して1992年に発足した「全球気候観測システム(GCOS)」が観測システムの現状に関する報告書を公表し、12月のパリ気候会議へ協議の材料として提出すると報告した。GCOSは気候観測の改善に取り組んでおり、気候モニタリングに関する学術会議を開催し、地上観測網(GSN)・高層観測網(GUAN)を強化している。GSNはWMOの世界気象監視計画のうち地上気象観測所約1000か所、GUANは同じく高層気象観測所150か所のグループ。これらの観測網の選定により、気象業務に気候の要素を組み込めるようになったほか、各国気象機関にとっては、世界の気象観測網に組み入れられた観測所の運営にも役立ったという。こうした観測網の存在により、広い範囲で気候の変動性に関する詳細データの取得が可能になっている。両観測網とも、継続的な観測、定期的な保守点検、持続的な技術上・運営上の支援が必要で、観測所に関わる加盟国が重要な役割を果たしているという。

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