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 ドイツ連邦環境庁、希少・特殊金属のリサイクルには総合的施策が重要とワークショップで結論

発表日:2015.11.03


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、希少・特殊金属のリサイクルを促進させるための施策について考えるワークショップを科学者や経済、政策分野の参加者とともに開催した。その結果、様々なレベルで同時に対策を実施することが重要だという結論が得られた。ネオジム、ガリウムなどの希少・特殊金属は再生可能エネルギー分野で多く使われる。需要は増え続けており、使用済み機器から金属を取り出し資源として再利用することが重要だが、ほとんど進んでいない。複雑化する製品と廃棄物を循環させ、希少金属を高価値製品としてリサイクルするには、現在ある冶金インフラと最新技術を結び付け、リサイクル促進への規則も導入して多くの金属やエネルギーを回収する仕組みを作り出す必要がある。例えば電動自転車や風力発電、コンピューターに使用されるネオジムでも、これまでEUではリサイクル施設への十分な投資が行われてこなかった。経済分野の様々な関係者が協力してリサイクルに十分な量の廃棄物を確保すると同時に、政策措置により回収・分別等に関して新たな仕組みを支援するなど、様々な施策を総合的に行うことが必要だという。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 再生可能エネルギー | リサイクル | 希少金属 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | ネオジム | ガリウム
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