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 ドイツ、送電線等で発生する電磁界からの健康保護を強化

発表日:2015.12.18


  ドイツ連邦環境省が進めてきた電磁界に関する一般行政規則を、連邦参議院が承認した。この規則は、送電線等からの電磁界の低減義務が果たされているかどうかを、統一した基準に従って州の管轄省庁が検査できるようにするもので、電磁界の影響からの健康保護が強化されることになる。ドイツでは「電磁界に関する政令(26 BImSchV)」で、低周波電磁界を発生させる施設等(高電圧架線、地下ケーブル、変圧器変電所等)の電磁界を規制している。今回承認された規則はこの規制を具体化するもので、施設の新設・大規模改築の際、その影響範囲内に住宅や学校などのように人が継続して滞在する場所がある場合に、施設の責任者が低減可能性の調査と低減対策の義務を果たしているかどうか、管轄官庁が検査・評価するための統一した方法を定めている。規則は電線拡張にも統一的な規則を示した。連邦参議院が承認した規則は、2016年1月に連邦内閣で承認された後、行政規則として効力を発する。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 環境総合
キーワード ドイツ連邦環境省 | 送電線 | 健康影響 | 規則 | BMUB | 電磁界
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