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 ドイツ、木材の遠距離輸送を減らし地域の森林と木材加工業を活かすモデルプロジェクトを推進

発表日:2018.02.06


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、国家気候保護イニシアティブの枠組みで、木材産業の長距離輸送を減らし、地域で持続可能な森林管理と気候適応型木材加工産業を推進するモデルプロジェクトに19万5000ユーロを拠出する。大量の木材を輸送する際には多くの温室効果ガスが排出されるが、これはバリューチェーンを地域内に限定することで削減可能である。プロジェクトでは、木材産業における回避可能な輸送を特定し、木材建築や家具など地域の木材加工産業の連携によって地域内バリューチェーンを構築する。木材加工の全過程を通じてインセンティブを設け、気候適応型の木質製品の使用増加を図るほか、検証も行う。プロジェクトを実施するのは、非営利有限会社ホルツ・フォン・ヒア(地域の木材)で、国内4か所(ヘッセン、テューリンゲン、バイエルン北部、バーデン・ヴュルテンブルク)にモデル地域を設け、3年をかけて実施する。プロジェクトは約1万トンのCO2を削減する見込みで、気候保護のほか生物多様性、資源効率、地域活性化にも寄与するという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード 温室効果ガス | ドイツ連邦環境省 | 森林管理 | 適応 | 輸送 | 気候保護 | バリューチェーン | 木材産業 | BMUB
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