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 中国環境保護部、河南省が大気汚染対策の実施計画を配布と発表

発表日:2016.03.29


  中国環境保護部(MEP)は、河南省政府が大気環境の改善を目指す青空計画の2016年実施計画を配布したと報じた。この実施計画は、人民の健康保護と経済・社会の持続可能な開発を目的とし、環境の「悪化は不可、改善あるのみ」を原則に45の大気汚染低減策を定めている。具体的には、1)エネルギー構成の最適化、一次エネルギー消費の石炭比率を76%以下に抑制するなど高汚染燃料の消費削減、2)産業構造の最適化、鉄鋼や電解アルミニウム産業の過剰能力削減、自動車排出基準の強化、旧型車両を段階的廃止、3)建設現場や道路からの粉塵低減、4)作物の藁類の包括的な活用・焼却、飲食業の油煙・爆竹・ごみ焼却への規制強化、などに取り組む。実施計画ではまた、これらの施策の実施を確保するため、投入する資金の拡大、法規則や基準の執行強化、情報共有なども挙げている。同計画によれば、これらの施策により2016年には大気汚染が大幅に改善する見込みで、大気質が優良とされる日数は190日以上になるという。

情報源 中国環境保護部(MEP) プレスリリース
国・地域 中国
機関 中国環境保護部(MEP)
分野 大気環境
キーワード 大気汚染 | 大気環境 | 燃料 | 健康影響 | 中国環境保護部 | MEP | 排出基準 | 大気質 | 河南省
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