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 国連環境計画など、低コストの生物多様性マッピングに関するガイダンスを発表

発表日:2016.06.23


  国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)は、生物多様性の状態を評価し保全活動を優先順位付けする手法を示した実用的なガイダンス文書を公表した。少数の基本的データセットを組み合わせて、陸域・水域の生物多様性の状態を示す指標と地図を作成できるという。この手法はあらゆる国で応用できるが、国内のデータが不十分でも、手に入る世界全体のデータを利用して保全活動と土地利用の計画策定に活かせることから、生物多様性が豊かだが資金的制約のある国では特に役立つという。対象として、生物多様性国家戦略・行動計画(NBSAP)の改定や実施に関わる担当者ほか、幅広い利用者を想定している。この文書は、UNEP-WCMCが南アフリカ国立生物多様性研究所(SANBI)と協力し、南アフリカで実践されてきた生物多様性評価と計画策定の経験を他国でも共有できるよう作成された。作成にあたっては、これまでの取組における重要な要素の特定・抽出に南アフリカ生物多様性評価チームなどの専門家約15人が協力した。

情報源 国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 土地利用 | 国連環境計画 | UNEP | 指標 | 評価 | 保全活動 | マッピング | 世界自然保全モニタリングセンター | WCMC
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