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 国連環境計画、採掘産業が生物多様性に及ぼす影響を示す指標が必要と報告

発表日:2018.03.16


  国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)は、鉱物や石油などの採掘産業に、自社の操業が生物多様性に及ぼす影響を示す指標が必要と認識させ、指標作成へと向かわせる要因を把握するためのスコーピング調査を報告した。調査では、UNEP-WCMCと採掘企業12社が構成する生物多様性に関する協力組織プロテウス・パートナーシップ及びコンサルタント会社スチュアート・アンスティ・アンド・アソシエイツの協力を得て、現行の指標作成ガイダンス等の検討と11社を対象にインタビューを行った。調査は、現行のガイダンスや指標は採掘企業の必要性を満たしていないこと、指標作成へと向かわせる要因は現場と本社では異なることを明らかにした。現場では地元の法規制が要因となり影響に関する指標が重視され、本社では株主の圧力や内部コンプライアンスが要因で実施に関する指標が重視される。対象企業はすべて、統合された単一の指標の必要性を強調した。今後指標モデルを作成しテストを実施する予定である。

情報源 国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC) プレスリリース 国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC) スコーピング調査
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | 国連環境計画 | UNEP | 指標 | ガイダンス | 影響評価 | 採掘 | 世界自然保全モニタリングセンター | WCMC
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