世界初のソーラー・風力・潮力複合発電所が、広東省珠海の近くLangan島で操業を開始した。これは、中国科学院(CAS)の広州能源研究所(GIEC)が様々な特許技術を駆使して設計・建設したもので、システム統合、台風への耐性、効率的なエネルギー利用の面で画期的な発電所となっている。発電容量は105kW(風力90kW、潮力10kW、ソーラー5kW)で、予備のディーゼル発電機も100kWの発電が可能。年間エネルギー生産量は10万kWhで、島内の300世帯に十分な電力を供給できる。同時に、これらのエネルギーを用いて、海水から年間10万トンの真水を製造する。なお、風力発電だけで、春・秋・冬には十分な電気を発電できるが、夏はディーゼル発電機でエネルギーを補う必要がある。ただし、潮力・ソーラー発電所がフル稼働した場合は、島全体の電力需要を満たせるようになる。この発電所は経済面だけでなく、環境面でもメリットがあり、ディーゼル消費量を42トン削減し、CO2排出量を年間130トン削減できる見込み。
情報源 | 中国科学院(CAS) プレスリリース |
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国・地域 | 中国 |
機関 | 中国科学院(CAS) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 省エネルギー | CO2 | ソーラー | 中国科学院 | CAS | 潮力発電 |
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