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 ブラジル、2030年までに2200万ヘクタールの劣化した土地を回復させる過去最大の約束を公表

発表日:2016.12.03


  世界資源研究所(WRI)によると、ブラジル農業・環境省が2200万ヘクタールの劣化した土地を回復させ、持続可能な農業を推進する意思を表明した。これは、一国の土地回復の約束としては過去最大規模だという。具体的には、2005年を基準年とし、1)森林回復、再植林、天然更新によって2030年までに1200万ヘクタールの減少または劣化した森林を回復させる、2)国の低炭素型農業プログラムによって2030年までに500万ヘクタールにわたり作物、家畜、森林の統合型の管理を実施する、3)2020年までに500万ヘクタールの劣化した牧草地を回復させる、という目標を設定した。ブラジルはこの計画をメキシコのカンクンで2016年12月17日まで開催されている生物多様性条約第13回締約国会議(COP13)で発表した。WRIは、劣化した土地の回復によって温室効果ガス吸収量の増加と生物多様性の保全、水の質と量の向上に加え、農業生産性の向上や林業の経済的利益も見込まれるとしている。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 生物多様性 | 森林 | 持続可能 | 世界資源研究所 | WRI | 農業 | ブラジル | 低炭素型 | 土地劣化 | 環境回復
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