西アフリカ諸国、欧州からの低質燃料の輸入を禁止することで合意

発表日:2016.12.05

国連環境計画(UNEP)は、西アフリカ5カ国(ナイジェリア、ベナン、トーゴ、ガーナ、コートジボワール)が2016年12月1日、ディーゼル燃料の低硫黄化と自動車排出ガスのクリーン化を確保するための厳格な基準を新たに導入することで合意したと発表した。これにより、欧州からの低質燃料の輸入を効果的に遮断するという。NGO「パブリック・アイ」は同年9月、欧州の石油取引会社が西アフリカ諸国の規制基準の緩さに乗じ、欧州基準の最大300倍の高濃度硫黄を含む燃料を輸出していると報じた。UNEPは、西アフリカは今回の決断で、国民2億5000万人以上の健康を最優先する強い意思を示したとしている。同5カ国はまた、国内の国営・民間製油所を改良し、2020年までに同基準の燃料を生産することでも合意した。UNEPは、西アフリカ諸国のこうした政策、基準の策定を支援し続けており、低硫黄燃料と自動車の排出基準強化の組み合わせで、自動車が排出する有害物質を90%近く削減できるとしている。現在23カ国が(東アフリカ諸国は2015年)低硫黄燃料に移行しているという。

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