オランダ、ベルギーなど欧州5か国が、化粧品やスキンケア製品などでのマイクロプラスチックの使用禁止を求める共同声明を発表した。声明は、海洋生態系とその恩恵である海産物を汚染から守るために「きわめて優先度の高い問題」として、EU加盟28か国の環境大臣に提出された。マイクロプラスチックは肉眼では見えないほど微小な粒子で、マイクロビーズともよばれる。スキンケア製品をはじめ、膨大な数の製品に使用されており、下水を通じ海洋生態系に入り込む。最近の報告によると、これらは食物網内で残留性有機汚染物質の移動を助長するなど、健康に悪影響を及ぼすという。特にオランダは、名産品であるムール貝の汚染を懸念しているという。代替品があるにもかかわらず、EUでは毎年数百トンのマイクロプラスチックが市場に出ているが、ようやく使用中止を宣言する化粧品会社も出始めた。海洋ゴミとマイクロプラスチックに関しては、国連環境総会でも決議を採択し、国連環境計画(UNEP)に次回総会までに科学的評価を実施するよう要請している。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 国連環境計画 | UNEP | 有機汚染物質 | 健康影響 | 海洋ゴミ | 海洋生態系 | 海産物 | マイクロプラスチック |
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