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 欧州連合統計局、EUのエネルギー消費における再生可能エネルギーの比率は2015年に17%近くに上昇と報告

発表日:2017.03.14


  欧州連合統計局(Eurostat)は、EUでの最終エネルギー総消費量に対する再生可能エネルギーの比率が2015年は16.7%に達し、データを取り始めた2004年の8.5%からおよそ倍増したと公表した。EUは2020年戦略の一環として、2020年までの再生可能エネルギー比率20%達成を目標に掲げている。さらに、2020年以降のエネルギー需要を満たすためにも再生可能エネルギー(太陽熱、水力、風力、バイオマス等)が不可欠であるとして、EU加盟各国は2030年までの新たな目標(最低でも27%)に既に合意している。2015年の再生可能エネルギーの比率は加盟28カ国中22カ国で前年より上昇し、特にスウェーデンは53.9%で最高、ルクセンブルクとマルタは5.0%で最低となっている。EU各国は経済実績等に応じて個々に2020年目標を有し、ブルガリア、デンマーク等11か国は既に達成済みの一方、オランダ、フランスの達成率は最も低い。各国の比率は、再生可能エネルギー導入促進の指令2009/28/EC等に従って計算されている。

情報源 欧州連合統計局(Eurostat) プレスリリース(PDF)
国・地域 EU
機関 欧州連合統計局(Eurostat)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 欧州連合 | エネルギー消費 | 統計局 | Eurostat
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