フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省は、2009年のエネルギー実績を発表した。それによると、一次エネルギー消費は2億5900万石油換算トンで、1975年以来最大の下げ幅を記録してほぼ10年前の水準に戻したという。最終的なエネルギー消費は工業、輸送、民生、農業の各部門とも減少し、2009年全体では前年比3.8%の減少であった。30年間以上も伸び悩んでいた再生可能エネルギーの生産量は、2007年からの2年間で300万石油換算トン近くの大幅な伸びを見せ、初めて2000万石油換算トンに達しようとしている。気象条件のために生産量が減少した水力発電を除くと、再生可能エネルギーの生産量は2年間で23%増加したことになる。特に風力発電と太陽光発電の伸びが目覚ましく、同2年間で風力発電容量は84.5%の増加、太陽光発電は7倍に増加している。再生可能エネルギーの好調な伸びとエネルギー消費の減少とが相まって、2009年におけるエネルギー関連のCO2排出量は5.7%の減少となった。同省のボルロー大臣によると、このかつてない良好な実績は、環境グルネルの施策によるところが大きいという。
情報源 | フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | CO2 | フランス | 環境グルネル | エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 | エネルギー消費 |
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