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 POPs条約締約国会議、有害物質リストに9種類の化学物質を追加

発表日:2009.05.09


  スイスのジュネーブで開催されていた、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)第4回締約国会議において、2009年5月9日、有害物質リストに新たに9種類の化学物質を追加することが合意された。このうち、難燃剤のペンタブロモジフェニルエーテル、殺虫剤のクロルデコン及びリンデン等は附属書A(廃絶)、撥水剤等に広く使われているペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)等については附属書B(制限)に掲載される。この他、今回の会議では、殺虫剤のDDTの管理に関する「DDTグローバル・パートナーシップ」や、ポリ塩化ビニフェル(PCB)の段階的廃止を推進するPCB廃止ネットワークも承認された。また、有害廃棄物の越境異動に関するバーゼル条約、有害化学物質等の輸出入の事前同意手続に関するロッテルダム条約と、POPs条約との連携の強化に関する決議も採択された。今後、3つの条約に関する作業部会が設置される予定。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | POPs | 有害物質
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