アメリカ環境保護庁(EPA)は、特定の化学物質への曝露を軽減するため、有害物質規制法(TSCA)を改正する「21世紀に向けた化学物質安全フランクR.ローテンバーグ法」の要件を実施する手続きを迅速に進めると発表した。この新法は、化学物質のリスク評価に時間を費やすのでなく、リスクを軽減するための早期対策を可能にするもの。製造業者には、2016年9月19日を期限として早期対策の代わりにリスク評価を実施するよう要求する機会が提供されており、香料組成物で使用されうる2つの化学物質にはリスク評価が要求された。繊維製品等の難燃剤に使うデカブロモジフェニルエーテル(DecaBDE)のほか、ヘキサクロロブタジエン(HCBD)、ペンタクロロチオフェノール(PCTP)、リン酸トリス(4-イソプロピルフェニル)、2,4,6-トリス(tert-ブチル)フェノールの合計5つの化学物質については、早期対策を取ることが決まった。EPAはこれらの化学物質の使用や曝露の実態を特定したのち、2019年6月22日までに使用制限を提案する。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 曝露 | 有害物質 | 有害物質規制法 | リスク評価 | TSCA |
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