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 ユネスコ、ドイツの「黒い森」を生物圏保存地域に登録

発表日:2017.10.06


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、シュヴァルツヴァルト(黒い森)が2017年6月に正式にユネスコの生物圏保存地域(BR)として認定されたことを報告した。2017年10月7日、ユネスコ認定証がベルナウ市で授与される。この新たなBRは約630平方キロメートルにわたる山岳地で、森林と草地が混合する景観、高い山並みなどシュバルツバルト南部特有の景観が広がっている。ここは共有地として地域特有の牛の放牧が行われてきた。ほぼすべての村に独自の衣装があり、無形文化遺産のアレマン語やカーニバルなど伝統的で独特な文化景観も残る。この文化景観を維持、発展させるため、地域住民も活発に活動している。現在、ドイツに16あるBRは、世界中で合計669のBRと協力し、持続可能な発展のためのモデル地域として活動しており、ドイツで認定されているBRには年間約6500万人が訪れ、約30億ユーロの総売り上げを記録している。MAB(人間と生物圏)国際調整理事会は、毎年新しいBRを認定し、さらに10年ごとに既存の認定地域の状況を審査している。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード ユネスコ | ドイツ連邦環境省 | 景観 | 山岳地 | 放牧 | 生物圏 | ユネスコエコパーク | BR | BMUB
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