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 ドイツ連邦環境庁、気候と資源の保護の両立は可能と報告

発表日:2017.10.17


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、温室効果ガス排出と資源消費に同時に取り組むことで双方を削減することが可能とする分析結果を公表した。報告書が提示したシナリオによると、2050年までに温室効果ガスを約1990年比で95%削減、一次資源の使用を2010年比で60%削減することが可能である。そのためには、1)再生可能エネルギー、特に風力と太陽光の設備容量の拡大が不可欠。2)資源効率向上の様々な可能性が、2016年改定のドイツ資源効率プログラム(ProgRess)でも示されている。その可能性を最大限に実施し、高い目標を掲げ技術革新を進める。3)熱供給や燃料に、化石燃料に代えて電力を使用する(セクターカプリング)。既存技術や、化石燃料との1対1の代替技術に固執すると、電力・資源需要が増大しかねない。4)技術の選択が原材料の消費に決定的な影響を与える。特にエネルギーシステムの転換や建築物のエネルギー効率化などで原材料消費に注目する必要がある。5)分野を超えた研究の継続と国際協力が重要である。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | ドイツ連邦環境庁 | UBA | 化石燃料 | 排出削減 | 資源効率 | 熱供給 | 資源
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