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 デンマーク、エネルギー転換と排出削減の前進を示す2014年ベースライン予測を公表

発表日:2014.10.31


  デンマーク気候・エネルギー・建物省は、同省のエネルギー庁が公表した「2014年ベースライン予測」に基づき、国内のエネルギーシステムの転換が順調に進んでおり、EUの温室効果ガス削減目標も達成する見通しだと発表した。化石燃料の消費は2012年から2020年までに約20%減少する見通しで、特に石炭の減少は57%と大きい。電力消費量全体に占める再生可能エネルギー源の割合は、風力発電やバイオマス、バイオガス等の利用拡大により、2012年の43%から2020年には約71%に増える見込みだという。エネルギー消費量も、転換ロスの少ない発電や地域暖房に切り替えるなど様々な効率化策により、2020年までに約4%減少するという。温室効果ガス排出削減では、EU目標(2020年までに1990年比で20%削減)は十分に達成でき、デンマーク政府が目標とする40%削減にも近づいている。ただし同省は、これらの予測は今後の技術発展、経済状況、EUのCO2割当価格等の多くの条件によって変わりうるものとしている。

情報源 デンマーク気候・エネルギー・建物省 プレスリリース
国・地域 デンマーク
機関 デンマーク気候・エネルギー・建物省
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 化石燃料 | 排出削減 | エネルギーシステム | 電力消費量 | デンマーク気候・エネルギー・建物省
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