イギリス自然環境研究会議(NERC)は、マンチェスター、バーミンガム、ロンドンの3都市を結ぶ新たな大気質モニタリングネットワークが2018年末までに稼働する予定だと発表した。最新の大気質モニタリング機器によって、有害な都市大気汚染物質の詳細に加え、気体や粒子状物質の発生源に関する情報を収集する。NERCは430万ポンド投資し、NERC国立大気科学センター(NCAS)の主導で8大学が高層ビルや沿岸観測所への機器の設置と運用を担う。最新機器により、粒子状物質の大きさと物理的性質の測定のほか、揮発性有機化合物、窒素、硫黄酸化物、温室効果ガスの特定が可能で、詳細な気象情報と共に実際の条件下での自動車の排気ガスを測定することができる。データの大部分はウェブサイト上で市民に公開されるうえ、イギリス政府が収集する他の大気質データと統合して気候変動法やパリ協定の目標遵守を支える。イギリス運輸省(DfT)は機器の研修と研究者の雇用に60万ポンド拠出する。
情報源 | イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス自然環境研究会議(NERC) |
分野 | 大気環境 環境総合 |
キーワード | モニタリング | 硫黄酸化物 | 温室効果ガス | 揮発性有機化合物 | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 粒子状物質 | 観測 | 大気汚染物質 | 大気質 |
関連ニュース |
|