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 ドイツ連邦環境庁、国内の環境状況を示す指標を公表

発表日:2009.05.29


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、国内の環境の状況及び環境政策の達成度を示す、最新の「環境指標システム(KIS)」を公表した。KISは、地球温暖化、生物多様性等に関する50本以上の環境指標で構成されている。2008年において成果が認められたのは、温室効果ガス排出量が1990年比23.3%減少したこと、再生可能エネルギーによる電力供給が14.8%のシェアを達成したことなどで、どちらも期限前に目標を達成した。また、エネルギー生産性・原材料生産性は1990年からは上昇はしているものの、目標達成にはさらに対策が必要とされた。進展が思わしくないのは、運輸部門で、旅客輸送の集約度は1999年比わずか4.4%の減少に留まり、貨物輸送の集約度は増加してしまった。また、環境配慮型農業による耕作面積の伸び悩み、窒素分の過剰に多い農地の問題が未だ改善されていない他、生物多様性と自然景観の分野については、さらに対策を講じる必要があるとされた。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境 ごみ・リサイクル 自然環境 大気環境 水・土壌環境
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | ドイツ連邦環境庁 | 環境指標 | KIS
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