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 国際海事機関、海運部門からの温室効果ガス排出を2050年までに半減する戦略に合意

発表日:2018.04.13


  国際海事機関(IMO)は、ロンドンで開催された第72回海洋環境保護委員会(MEPC72)で、100以上の加盟国が国際海運からの温室効果ガス排出を削減する初期戦略を採択したと報じた。戦略は、1)新造船のエネルギー効率設計指標(EEDI)の段階的な規制強化の実施によって船舶の炭素強度を下げる、2)国際海運の炭素強度を下げ、国際海運の輸送業務当たりの平均CO2排出を2030年までに2008年比で40%以上削減し、2050年までに70%削減を目指す、3)パリ協定の目標達成のため、国際海運からの温室効果ガス排出をできるだけ早く減少に向かわせ、2050年までに2008年比で50%以上削減し、完全な気候中立を目指す、ことを目標とする。初期戦略では、技術改革と代替燃料又はエネルギー源の世界規模の導入が目標達成に必須であるとした。戦略は、最新の排出予測と排出削減の選択肢を考慮し、2023年までに改定される予定となっている。

情報源 国際海事機関(IMO) プレスリリース 
国・地域 国際機関
機関 国際海事機関(IMO)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 国際海事機関 | 温室効果ガス | IMO | 海洋環境保護委員会 | パリ協定 | 国際海運 | MEPC72 | エネルギー効率設計指標 | EEDI/CO2
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