ドイツのガブリエル環境大臣は、ノルトライン・ヴェストファーレン州ボルヒェンにあるフランケ運送・バイオガス社のパイロット事業に、環境イノベーションプログラムより約13万ユーロを補助すると発表した。同社は1997年よりバイオガス生産を手がけており、今回、設備の近代化及びパイプランによる近隣のビール醸造所への熱・電気の供給を図る。同社は、食物残渣などに加え、パック詰め食料品もまるごと利用できるパイプ圧縮機を独自に開発。パイプに付いた穴により、有機物はバイオガス生産へ、それ以外のものは圧縮されてコンテナへ選別される。これは、エネルギーの節約にもつながるという。さらに、発酵残留物は、換気の良い貯蔵庫で、メタンガスと悪臭の排出を抑制する膜で覆われ、有機肥料となる。ガブリエル環境大臣は、バイオガスは再生可能エネルギー源として依然として重要であり、環境にやさしい革新的な設備技術や経営は気候保護に貢献することから、補助する価値があると評価している。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | 再生可能エネルギー | 省エネルギー | バイオマス | 発酵 | バイオガス | ドイツ連邦環境省 | BMU | 食品廃棄物 | 残渣 | 肥料 |
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