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 国際エネルギー機関、2017年の世界の電気自動車販売台数は初めて100万台を超えたと報告

発表日:2018.05.29


  国際エネルギー機関(IEA)は、「世界電気自動車展望2018年版」を公表し、2017年の世界の電気自動車(EV)及びプラグインハイブリッド車(PHV)の販売台数が初めて100万台を超え、普及台数が300万台を突破したと報告した。こうした成長を主に後押ししたのが、政府の促進策と、バッテリーの性能向上・価格低下だという。国別の販売台数トップは中国(約58万台)、次いでアメリカ(約28万台)となっている。一方、国内の新車販売台数に占めるEV及びPHVの割合をみると、上位3カ国を北欧諸国が占め、以下は中国、ドイツ、アメリカ、日本の順である。また、電気バスと電動二輪車も増加し、2017年の普及台数はそれぞれ37万台、2億5000万台に達した。充電インフラの整備も進んでおり、2017年時点で住宅や事業者の充電所は推定約300万カ所、一般向け充電所は約43万カ所(4分の1が急速充電タイプ)設置されているという。IEAは、EV及びPHVのさらなる普及拡大に向けた課題や、2030年の普及台数予測等にも言及している。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 電気自動車 | EV | 充電インフラ | 国際エネルギー機関 | IEA | PHV | 電動二輪車 | 電気バス
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