ドイツ連邦環境省(BMU)は、フランクフルトで実施された低所得層向けの省エネ・節水事業について、各世帯及び市町村の両方に効果が高いという結果を発表した。これはカリタス会(カトリック系福祉事業団体)による事業で、低所得世帯に省エネや節水対策の助言を行い、省エネ電球や省エネコンセント等省エネ器具を無料で貸与した。ハイデルベルクのエネルギー・環境研究所(IFEU)及び社会・環境研究所(ISOE)の分析によると、この事業でCO2排出量を2トン以上削減。また、助言一回に付き、エネルギー・水道料金を平均約174ユーロ削減したほか、フランクフルト市が低所得世帯に代わって負担していた暖房・水道料金の削減にも成功した。対象となった400世帯で引き続き対策が実施されれば、全世帯で52万6000ユーロ、1世帯あたり1300ユーロ以上の節約になると予測される。この成果はBMUの「社会に効果的なイニシアティブ」にも活用され、低所得層の省エネ、ドイツの電力消費量の11%削減(2020年まで)に役立つと期待される。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | CO2 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 暖房 | 節水 | フランクフルト | 電球 | 低所得層 |
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