ドイツ連邦環境省は、ニーダーザクセン州エムリッヒにあるBEKWバイオエネルギー発電所のパイロットプロジェクトに対し、500万ユーロを援助すると発表した。BEKWは藁(わら)を燃料とした発電施設を建設する計画であり、藁はもっぱら地域の穀物栽培から生じたものだけを使用する。この新しい施設により年間約8万9500トンのCO2が削減できるという。プロジェクトでは、公共送電網に電力を供給するほか、発電とともに熱やプロセス蒸気も発生させ、隣接の施設で使用する。この高効率のコジェネレーション・システムはエムリッヒの地域熱供給網によって補完される。これらの取り組みにより、全体として一次エネルギーの約90%が有効に利用されるという。農業の副産物である藁はこれまで燃料として使われることはなかったが、今回のバイオエネルギー発電所の画期的な試みにより、バイオマスである藁の可能性が大きく広がることが期待される。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | コージェネレーション | CO2 | バイオマス発電 | 燃料 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 藁 |
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