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 EU助成プロジェクトINHERIT、2040年の持続可能なライフスタイルの4つのシナリオを報告

発表日:2018.08.21


  EUのホライズン2020研究助成プログラムの下で実施されている多部門連携研究プロジェクト「INHERIT」は、健康・平等・環境の3つがともに改善された(トリプル・ウィン)2040年の社会をシナリオとして描いた報告書を公表した。シナリオは個人志向か集団志向か、また牽引部門が公共か民間かによって、1)仮想現実を含めたデジタル化・接続性・カスタマイズを特徴とする社会、2)自己認識が高くモノの所有の少ない社会、3)地域をベースとし参加型意思決定と公共性を重視する社会、4)複数ステークホルダーによる共創・市民科学・循環型経済の上に発展する社会、の4種類に分けられる。いずれも実現するには市民の行動パターンを変えていく必要がある。報告書はトリプル・ウィンの社会について理解し、実現するための戦略的介入や政策、技術革新、行動の変化を促すことを目的としている。プロジェクトは、シナリオで描く未来の生活を具体的に感じられるよう、各シナリオの動画も作成し公開した。

情報源 持続可能な消費生産センター(CSCP) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 持続可能な消費生産センター(CSCP)
分野 環境総合
キーワード EU | INHERIT | 研究助成プログラム | 多部門連携研究プロジェクト | トリプル・ウィン
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