イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、持続可能な農業の実践を行う農家や土地管理者へ報奨を与える「持続可能な農業インセンティブ」のパイロット試験に参加する数百人の農家を募集すると発表した。英国が欧州連合(EU)から離脱してEUの共通農業政策に縛られなくなったため、新しい制度を導入する。「持続可能な農業インセンティブ」は「地域の自然回復」と、「景観回復」と共に設計された3つのプロジェクトのひとつで、残りの2つは2021年後半に詳細を発表する。これらのプロジェクトは、生物多様性、きれいな水や空気、土壌の改善、二酸化炭素(CO2)削減に取り組んだ農家や土地管理者に報奨金を与えるものとなる。同インセンティブは、土壌の健全性、生垣、害虫管理の改善など、環境に配慮した農業への取り組みを支援する。例えば、農家が生垣の管理や植栽を行い、鳥や昆虫のために年間を通じて餌や棲みかを提供し、土壌有機物を増やす行動を行うことで、報酬を得る仕組みである。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)ニュース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | 二酸化炭素 | EU | 共通農業政策 | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 土壌有機物 | 持続可能な農業 | 地域の自然回復 | 持続可能な農業インセンティブ | 害虫管理 |
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