海外ニュース


 アメリカエネルギー省、CO2回収技術の研究開発に3000万ドル助成

発表日:2018.09.27


  アメリカエネルギー省(DOE)は、CO2回収技術の研究開発に最大約3000万ドル助成すると発表した。石炭火力発電所におけるCO2回収のコストを著しく削減するため、以下の3つのテーマで実験室規模の新規の材料とプロセスの開発プロジェクトを募集する。1)新溶媒と溶媒混合物の設計による高性能CO2回収システムの開発。2)特定のCO2回収での応用に合わせた吸着剤の開発、または長期反応性や再利用可能性などの特性を強化した吸着剤の開発。3)高性能の膜材料につながる膜輸送特性の研究、または圧力低下やエネルギー消費を軽減する新たなプロセス設計の膜システム開発。これらの混合型のシステムの応募も受け付けている。これらの課題はDOEのミッション・イノベーション・レポート「CO2回収、利用、貯留における画期的発明の推進」で特定されたもの。プロジェクトはDOE化石エネルギー局(FE)の炭素回収プログラムの支援を受け、国立エネルギー技術研究所(NETL)が管理する。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 大気環境 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | 吸着剤 | 石炭火力発電所 | CO2回収技術 | 高性能CO2回収システム | 膜輸送特性 | 膜システム | 国立エネルギー技術研究
関連ニュース

関連する環境技術