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 アメリカエネルギー省、新たなCO2回収技術の開発に3600万ドルの補助

発表日:2008.07.31


  アメリカエネルギー省(DOE)は、石炭火力発電所における費用効果の高いCO2回収技術を開発する事業に3600万ドルの補助を行うと発表。次の5分野で15件のプロジェクトを補助対象に選定した。(1)CO2分離膜:1日約1トンのCO2が回収できる分離膜の実地試験等、(2)溶媒:少ないエネルギーでCO2回収が可能なオリゴマー溶液の発見、可逆性イオン液の開発等、(3)固体吸着剤:CO2吸着性能、原材料の入手可能性、処理費用等の基準を考慮した各吸着剤の評価等、(4)酸素燃焼(燃料ガス精製、ボイラー開発):燃料ガス中の不要物を削減し、CO2排出量ほぼゼロを目指す燃料ガス精製技術の開発、接線型石炭燃焼ボイラーの酸素燃焼システムの開発等、(5)化学ループ燃焼:化学ループ技術の開発とプロトタイプ設備の設計・建設・運用等。これらのプロジェクトは気候変動対策となると同時に、現在及び将来のエネルギー需要を満たすためにも役立つとDOEのボドマン長官は期待を寄せた。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境 大気環境
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | CO2回収 | 石炭火力発電所
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