オランダ社会基盤・水管理省は、初の再利用可能なコンクリート製の高架道路がカンペンからドロンテン間に開通したと発表した。水路建設工事用車両の通行に使用した後、2019年3月に解体する。道路は取外し可能な40の区分で構成され、部分改築が容易で全体をそのまま移設することもできる。高架道路の耐用年数は、通常30~50年であるが、再利用により200年まで伸びる。規格化されたコンクリートブロックを再利用するので、工期が短縮されコストも低減する。解体時に廃棄物を出さないため気候対策にも有効である。同省は、2028年までに80件以上のインフラ総点検事業を実施する。対象は1950~1960年代に建設された橋梁やトンネルで、改築・修繕に際し今回の高架道路における経験が参考となる。オランダは、2050年までに廃棄物を出さない循環経済を実現するという目標を掲げている。再利用可能な建設資材による高架道路建設はそのための第一歩で、循環型の設計・建設の可能性と循環経済が経済的チャンスであることを示すという。
情報源 | オランダ社会基盤・水管理省 プレスリリース |
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国・地域 | オランダ |
機関 | オランダ社会基盤・水管理省 |
分野 | ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | 廃棄物 | オランダ | 建設資材 | 循環経済 | オランダ社会基盤・水管理省 | 気候対策 | 再利用可能 | コンクリート製高架道路 | 水路建設工事用車両 | 高架道路 |
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