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 ボン条約、2019年「世界渡り鳥の日」をプラスチック汚染からの鳥類の保護をテーマに実施へ

発表日:2019.03.05


  ボン条約(移動性野生動物の種の保全に関する条約、CMS)は、2019年の「世界渡り鳥の日」を、プラスチック汚染からの鳥類の保護をテーマに実施すると発表した。プラスチック汚染が海洋生物に悪影響を及ぼすことは国際的に議論されるようになったが、翼をもつ渡り鳥も、飲み込んだり絡まったりして犠牲になっていることはあまり知られていない。現在、プラスチックの影響で死亡する海鳥は年間100万羽に上り、その数は年々増加しているという。またある研究によるとプラスチック片が消化管内で見つかる海鳥の個体数は全体の90%に上ると推定され、いまや緊急の対策が求められている。「渡り鳥の日」は渡り鳥を脅かす問題に注意を喚起するため、毎年5月と10月の第2土曜日に開催され、CMSとアフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定(AEWA)が様々な活動を実施している。2018年には約80か国で750を超えるイベントが実施された。CMSは2019年も多くの参加を呼びかけており、すでに各国で海岸のごみ拾いなどの活動が計画されている。

情報源 ボン条約(CMS) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 ボン条約(CMS)
分野 自然環境
キーワード 渡り鳥 | 海洋生物 | プラスチック | ボン条約 | 世界渡り鳥の日 | プラスチック汚染 | アフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定 | 移動性野生動物の種の保全に関する条約
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