国連環境計画(UNEP)は、アフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定(AEWA)の第8回締約国会議で、255の渡り性水鳥の保全状況の改善を目指す16の決議と新しいガイドラインを採択したと発表した。同会議は初の大規模な政府間自然保護会議であり、ハンガリーが主催し、45の締約国からの政府間・非政府組織、専門家など200名以上が参加した。同協定が対象とするツルなどの水鳥の個体数の43%が長期的に減少しており、33の種が世界的に絶滅の危機に瀕している。水鳥は移動の過程で多くの脅威にさらされ、渡りのルート上にあるすべての国が、水鳥が適切な生息地と餌場を見つけることができるような法的規制手段や対策を整えて初めて、水鳥を適切に保護することができる。世界の鳥類の半数が減少し、8種に1種が絶滅の危機に瀕しており、国および地域レベルで同協定を実施することが水鳥の保護に役立つだけでなく、生物多様性の損失、気候変動、汚染という3つの環境危機への対処に大きく貢献する。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 渡り鳥 | 国連環境計画 | 自然保護 | 生息地 | ハンガリー | 水鳥 | AEWA | ツル | アフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定 | 餌場 |
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