国連環境計画(UNEP)は、世界渡り鳥の日(5月12日)に合わせ、渡り鳥の保護の動向を報告した。渡り鳥の種のうち40%で個体数が減少しており、8分の1は絶滅の危機にあるという。生息地の減少と劣化、風力タービンや電線との衝突、密猟などが主な脅威になっており、釣り用重りや散弾に使われる毒性の強い重金属による中毒も起きている。渡り鳥の世界的・地域的な保護の取組は、ボン条約(CMS)とアフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定(AEWA)によって国際的に調整されており、CMSとAEWAは2006年以降世界渡り鳥の日を主導している。2018年の世界渡り鳥の日には、60か国以上で教育プログラム、バードウォッチング、映画上映など300以上のイベントが開催される。CMSとAEWAはアメリカに拠点を置く環境団体「エンヴァイロンメント・フォー・ザ・アメリカズ」と共に、世界の主要な渡りの経路で協力し、渡りのピークとなる5月と10月にキャンペーンを実施する。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 渡り鳥 | 国連環境計画 | UNEP | 生息地 | 風力タービン | AEWA | 密猟 | 世界渡り鳥の日 | CMS | 電線 |
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