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 国際エネルギー機関、世界における電気自動車の市場動向を報告

発表日:2022.05.23


  国際エネルギー機関(IEA)は、世界の電気自動車(EV)の好調な販売状況と、今後の課題に関する調査結果を発表した。同機関による「Global EV Outlook」の最新版によると、EV(完全電気自動車やプラグインハイブリッド車を含む)の販売台数は2021年に660万台に達し、毎週販売される台数は2012年全体よりも多くなっている。中国では、2021年のEV販売台数が330万台となり、世界全体の約半分を占め、欧州(230万台)、米国(63万台)でも販売が大きく伸びた。中国では従来の自動車との価格差が大幅に縮小している一方、新興国や発展途上国の多くではEVの販売は遅れており、価格も一般消費者には手が届かないものである。電池製造に不可欠な鉱物の価格高騰、ロシアのウクライナ攻撃やCOVID-19による中国のサプライチェーンの混乱などが、好調なEV販売を維持する上で最大の障害となっており、充電インフラの整備とともに、こうした課題への対応が必要である。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 電気自動車 | EV | プラグインハイブリッド車 | 欧州 | 中国 | 国際エネルギー機関 | 米国 | サプライチェーン | 販売状況 | Global EV Outlook
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