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 欧州委員会、炭素価格付けとプラスチック廃棄物削減を求める欧州市民イニシアティブを登録

発表日:2019.07.03


  欧州委員会は、炭素価格付けやプラスチック廃棄物削減などを求める新たな欧州市民イニシアティブ(ECI)3件を、法的に許容しうると認め登録した。その一つ「気候変動と闘う炭素価格付け」は、温暖化を1.5℃に抑えるため、化石燃料使用を減らし、節電と再生可能エネルギー(再エネ)利用を増やすEU法の制定を求めるもの。CO2排出の最低価格を導入し、その歳入を節電と再エネ、低所得層に対する減税に用いることを提案している。「欧州でプラスチックの時代を終焉させよう」は、欧州であらゆる使い捨てプラスチック使用を禁じるようEU指令の改正を求めている。2027年までにあらゆるプラスチック包装とボトルを禁じ、資源の有限性を認識した具体的措置を導入すべきとする。この他に作物の新育種技術に関する指令改正を求める1件が登録された。ECIは、欧州委員会が権限を持つ領域においてEU市民が立法を提案する制度で、登録後1年間に提案者がEU加盟7か国以上から100万人以上の署名を集められれば、欧州委員会は受諾可否を検討し根拠と共に示さなければならない。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | CO2 | プラスチック | 欧州委員会 | 化石燃料 | 温暖化 | プラスチック廃棄物 | 炭素価格付け | 欧州市民イニシアティブ | 気候変動と闘う炭素価格付け
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