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 デンマーク気候・エネルギー・建物省、エネルギー島建設と再エネ生産を加速

発表日:2022.04.19


  デンマーク気候・エネルギー・建物省は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州がロシアの化石燃料から独立できるよう、陸上と海上の再生可能エネルギーの導入を大幅に増やす計画を公表した。同国は、すでに北海に世界初の「エネルギー島」の建設を計画していて、同島の風力発電施設から得られるエネルギーは、欧州の1,000万世帯の電力をまかなうことができる。同国政府はさらなるエネルギー島の建設、地域熱供給や電気ヒートポンプの導入の拡大を計画している。2022年4月初旬、デンマークをはじめとする欧州連合(EU)加盟10か国は、ロシアの化石燃料依存をできるだけ早く廃止するため、EUに対し、気候に関する取り組みを加速・拡大するよう要請する声明に共同署名した。現在ロシアは欧州のガスの約30%を供給しているが、欧州委員会は、2022年末までにEUにおけるロシアのガス需要を3分の2に削減でき、2030年よりかなり前に欧州がロシアの化石燃料から完全に独立できると見積もっている。

情報源 デンマーク気候・エネルギー・建物省 ニュース
国・地域 デンマーク
機関 デンマーク気候・エネルギー・建物省
分野 地球環境 環境総合
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | ヒートポンプ | 欧州委員会 | 北海 | デンマーク | デンマーク気候・エネルギー・建物省 | ウクライナ情勢 | エネルギー島 | 共同署名
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