アメリカ環境保護庁(EPA)は、スーパーファンドの全国優先リスト(NPL)に掲載された汚染地区から、2019年度は27地区について一部または完全に削除し、年間の削除数が過去18年で最多となったと報告した。汚染地区の調査や浄化作業は数年間、場合によっては数十年を要し、健康・環境保護のため更に浄化する必要がなくなった場合、NPLから削除する。EPAは、浄化プロセスを通じて地区の再利用を促す一方、NPLから削除することで浄化の完了を開発業者や金融機関に示し、地域社会の活性化と経済成長の促進を図っている。過去数年間、削除プロセスの効率化を進めた結果、NPLから一部または完全に削除した地区が、2017年度は前年の2倍、2018年度は22地区、2019年度は27地区と3年連続で増加。具体的に2019年度に完全に削除したのは12地区(オハイオ州等の埋立地、アイオワ州の金属メッキ工場の汚染地区等)、部分的に削除したのは15地区(カリフォルニア州の電子機器工場跡、イリノイ州の機械製造工場跡等)である。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | アメリカ環境保護庁 | 汚染 | スーパーファンド | 浄化プロセス | 全国優先リスト | 健康・環境保護 | 浄化作業 |
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