国際エネルギー機関(IEA)は、「アフリカエネルギー展望2019版」を公表し、アフリカ大陸における人口の急増や経済成長とこれに伴うエネルギー需要増にいかに対応するかが、アフリカのみならず全世界の経済とエネルギーの未来を左右する、と報告した。同報告書によると、アフリカでは2040年までに総人口が20億人を超え、エネルギー需要も60%増えるとみられており、現行の政策や投資計画ではこの需要を賄うことはできない。ただ、報告書は、未来がこの延長上にあるわけではない、としており、持続可能な開発目標(SDGs)を達成しつつエネルギー需要を満たすためのシナリオを提示している。同地域の豊富な天然資源を活用し、固形バイオマスからの脱却や省エネ策を推進すること等によって、2040年には、一次エネルギー需要を現在の1.5倍に抑えながら4倍の経済成長が見込めるという。ビロルIEA事務局長は、アフリカは低炭素型の開発を実現するチャンスがあり、太陽光や風力、水力、天然ガス、省エネ策を活用する必要がある、と説明した。
情報源 | 国際エネルギー機関(IEA) ニュース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際エネルギー機関(IEA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 省エネ | 国際エネルギー機関 | 低炭素 | 太陽光 | エネルギー需要 | 天然資源 | SDGs | アフリカエネルギー展望 | アフリカ大陸 | 固形バイオマス |
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