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 生物多様性条約の科学技術助言補助機関、2020年の生物多様性会議に向け会合を開催

発表日:2019.12.01


  2019年11月25日~29日「第23回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA-23)」がモントリオールで開催され、2020年中国昆明での国連生物多様性会議に提供する科学に基づく提案がなされた。合意に至ったのは、1)直接的・間接的な生物多様性喪失の原因に対処し、統合的な方法で気候変動や土地劣化に取組む活動の必要性、2)生物多様性と気候変動などを相互に依存する課題であると認識し、気候変動適応・緩和策、災害リスク削減に向け生態系ベースで取組む緊急性、3)ポスト2020生物多様性世界枠組の構築における自然と文化の多様性統合に向けたパートナー間の協力、4)先住民族や地域社会と協力した持続可能な野生生物管理、5)ポスト2020生物多様性世界枠組実施のための技術的・科学的協力の重要性などである。2020年の生物多様性会議では、196の締約国が生物多様性の保全・回復・持続可能な利用の促進と同時に、生物多様性、気候変動、持続可能な開発アジェンダの相互連鎖を強化するポスト2020生物多様性世界枠組の採択を目指すことになる。

情報源 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 気候変動 | 災害リスク | 科学技術助言補助機関会合 | SBSTTA | 土地劣化 | 国連生物多様性会議 | 生物多様性世界枠組 | 生物多様性喪失 | 生態系ベース
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