生物多様性条約(CBD)は、カナダのモントリオールで第20回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA-20)を開催した。SBSTTAはCBDの締約国会議(COP)に科学技術的な見地から助言を提供する補助機関であり、今回の会合では2016年12月4~17日にメキシコのカンクンで開催される第13回締約国会議(COP13)で検討する多数の勧告を採択した。具体的には、愛知目標11(保護地域)および目標12(絶滅危惧種)について各国の生物多様性戦略や行動計画などで特定された行動や地域の能力構築ワークショップで特定されたニーズに取り組むこと、セクター横断的な生物多様性の主流化を進めること、生物多様性の保全で花粉媒介者の重要性を考慮することなどの勧告を採択した。会合では、特に海洋および沿岸の生物多様性に重点を置き、「生態学的・生物学的に重要な海域(EBSA)」に関する地域ワークショップの成果を検討し、冷水域におけるサンゴ礁保全の作業計画、海洋ごみの影響の回避と緩和に関するガイダンスを採択した。
情報源 | 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約(CBD) |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 海洋 | サンゴ礁 | 絶滅危惧種 | 生物多様性条約 | CBD | 科学技術助言補助機関会合 | 保護地域 | SBSTTA | 海洋ごみ |
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