アメリカ環境保護庁(EPA)は、持続可能な課題に対応する技術を設計する大学生のチームに助成を行い、コンテストを実施することを発表した。今回選ばれたのは43チームで、学部を超えて協力し、生活の質の改善や経済発展、環境保護に役立つ環境技術を考案する。コンテストの第一段階(2009~2010年)では、水、エネルギー、建物、化学物質、情報技術など様々な分野に重点を置いて応募した大学生のチームに1万ドルを助成。プロジェクトについて8カ月作業した後、ワシントンD.C.のナショナルモール公園で開催される第6回全米持続可能な設計エキスポで、考案した技術を披露する。出展された環境技術は、専門家からなる委員会で審査され、第二段階に進むものが選ばれる。第二段階では、最高7万5000ドルが助成され、さらに設計を深め、実地での技術の利用、市場化などに取り組むことになる。