中国科学院、環境保全型農業は土壌炭素と作物の収穫量の双方に利益をもたらすと報告

発表日:2020.05.28

中国科学院(CAS)は、農地の土壌が炭素貯留源となる可能性が注目されていることを受けて、環境保全型農業に関する研究をオーストラリアおよび英国の研究機関と共同で実施した。従来、土壌が炭素貯留源となる可能性は注目されていたが、炭素貯留量と収穫量の関係についてはあまり理解が進んでいなかった。同研究によって、炭素貯留量と収穫量の関係の世界的傾向が、気候条件と関連していることが明らかになった。すなわち、従来型の耕起栽培と比較すると、不耕起栽培を行う環境保全型農業は、乾燥地域では土壌炭素貯留量と収穫量がともに増加するため適している一方、より湿度の高い地域では土壌炭素貯留量のみが増加する可能性が高く、一部の寒冷な地域では、収穫量が減少する可能性が高いことが明らかになった。

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