海外ニュース


 中国科学院、気候変動適応と災害リスク軽減に向けたオーストラリアとの共同プロジェクトを紹介

発表日:2022.11.25


  中国科学院(CAS)は、同院の研究所とオーストラリアの研究開発機関が共同で実施する、気候変動適応と災害リスク軽減のための統合ツールを開発するプロジェクトを紹介した。同プロジェクトは、途上国が気候変動による災害に関連する高品質なデータとモデリングシステムを、手頃な価格で利用できるようにすることに重点を置いている。具体的には、中国、オーストラリア、タイのさまざまな都市を研究事例として、洪水データと気候関連洪水適応モデルを用い、リモートセンシングと計算モデリングの統合能力の開発を実証している。また、さまざまな国の事例研究により、統合洪水モデリングと軽減アプローチの有用性を実証している。研究者たちは海面上昇を含む、集水域と沿岸の洪水モデリングを統合したフレームワークを提案し、将来の洪水に対する総合的な浸水モデルを提供した。同プロジェクトの研究成果は、災害軽減戦略の実施結果を分析するための定量的な根拠として、広く活用することができる。

情報源 中国科学院(CAS) ニュース
国・地域 中国
機関 中国科学院(CAS)
分野 地球環境
キーワード リモートセンシング | 気候変動 | 中国科学院 | オーストラリア | 災害リスク | フレームワーク | モデリング | 気候変動適応 | 洪水データ | 計算モデリング
関連ニュース

関連する環境技術