欧州環境庁(EEA)は、欧州連合(EU)の自然保護区ネットワーク「ナチュラ2000」の約15%が、高速道路や農地、都市部などにより他の自然地域から切り離されており、種の移動や生態系の能力を低下させているとして、分断された自然保護区を森林、公園、野生生物用の陸橋、生垣などで構成されるグリーンインフラで接続し、欧州を横断する自然ネットワークを構築する方針を表明した。自然保護区とグリーンインフラをつなぐことで、特に管理を必要とせずに、自然保護区内とその周辺地域の生態系の能力を約10%向上させることができる。今回の方針表明は、同庁が作成した技術報告書に基づいたもので、EUの2030年に向けた「生物多様性戦略」が目標としている自然保護区を30%以上に増加させるためのアプローチに貢献する。
情報源 | 欧州環境庁(EEA)ニュース 技術報告書 |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生態系 | EU | 欧州環境庁 | 欧州連合 | 生物多様性戦略 | ナチュラ2000 | 自然保護区 | グリーンインフラ | 自然保護区ネットワーク |
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