欧州環境庁(EEA)によると、欧州連合(EU)の自然保護区ネットワーク「ナチュラ2000」の潜在力を最大限活用するためには、保護区の管理を改善し、明確な保護目標を設定する必要があるが、現在の保護区の多くは、具体的で測定可能な保護目標を持っていないと指摘した。EU加盟国は2015年までに保護区の60%の管理を評価すると公約しているが、これまでのところ、8%以下しか管理の有効性が報告されていない。この目標達成のためには、モニタリングと報告を大幅に改善しなければならない。EEAは、EUの鳥類指令と生息地指令のより完全な実施と施行を行うことが保護区の管理の有効性を大幅に改善するだろうと報告している。2020年5月に発表された「EU生物多様性戦略2030」には、2030年までにすべての保護区を効果的に管理し、明確な保護目標と対策を定義し、適切なモニタリングを行うという具体的な公約が含まれている。
情報源 | 欧州環境庁(EEA)ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | モニタリング | EU | 欧州環境庁 | ナチュラ2000 | 生息地指令 | 保護区 | EU加盟国 | 自然保護区ネットワーク | EU生物多様性戦略2030 | 鳥類指令 |
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