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 イギリス気象庁、地球温暖化に伴い異常気象が増加中と報告

発表日:2020.07.02


  イギリス気象庁(MetOffice)は、1901年から2018年までに世界中の気象観測所36,000カ所以上から得られた気象データを収集し、29の異常気象指標(気温17、降水量12)を含むHadEX3と呼ばれる全球データセットを作成し、公開した。2006年に公開された最初のHadEXは1951~2003年まで、2013年に公開されたHadEX2は1901~2010年までのデータをカバーしていた。異常気象に関する最も明確な指標の一つである一日の最高気温は、HadEX3によると世界的に明らかな上昇傾向を示しており、最大の増加は南アメリカ、アフリカ北部、アジアの熱帯地域で観測されている。降水量の空間的・時間的変動は気温よりも大きい傾向があるため傾向はあまり明確ではないが、非常に激しい雨の日の降水量が年間降水量全体に占める割合はわずかながら増加傾向にある。一方、1951~1980年と1981~2010年の30年間の降水量を比較すると、オーストラリア東部のように降水量が減少した地域もある。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice)ニュース
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 異常気象 | イギリス気象庁 | 気象データ | 最高気温 | 熱帯地域 | 気象観測所 | HadEX3 | 異常気象指標 | HadEX | HadEX2
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