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 イギリス気象庁、2100年までにイギリス北部で降雨パターンが著しく変化すると予測

発表日:2018.04.27


  イギリス気象庁(MetOffice)は、2100年までにグレートブリテン島北部(イングランド北部とスコットランド)の夏季と冬季の降雨パターンが著しく変化する可能性を報告した。日平均降水量は、冬季は大半の地域で10%から35%増加するがスコットランド北東部の一部地域では10%から25%減少し、夏季は大半の地域で25%から50%減少する。冬季も夏季も1時間当たり10mmを超える豪雨が頻繁に起こるようになり、日降水量の最大値は20%、時間降水量の最大値は40%上昇する一方で、小雨は減少する。研究はグレートブリテン島南部を対象とする2014年の研究を追補するもので、さまざまな気象の数値予測を行うためのMetOffice統合モデルの1.5km格子間隔モデルを用い、今後100年間の気温上昇を4℃前後と予測する気候変動シナリオRCP8.5を前提とした。干ばつや洪水等異常気象による災害対策策定への活用が期待される。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース 代表的濃度経路ガイド
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境 大気環境 水・土壌環境
キーワード イギリス | 異常気象 | 干ばつ | 降水量 | イギリス気象庁 | 災害対策 | MetOffice | スコットランド | グレートブリテン島 | 降雨パターン
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