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 世界経済フォーラム、環境危機への取り組みは経済を活性化させると報告

発表日:2020.07.15


  世界経済フォーラム(WEF)は、世界的な自然危機に対処することで、2030年までに毎年4億人の雇用と1,000億ドルのビジネス価値を生み出す可能性があるとする報告書「自然とビジネスの未来」を発表した。同報告書は、新型コロナウイルスの大流行から世界が回復したとき、自然を破壊するような従来通りのビジネスはもはやあり得ないと警告するとともに、再生可能エネルギーは巨大な投資機会を提供し、自然保護が世界経済へ大きく貢献することを示した。環境に大きな負荷を与えているのは、食料生産に伴う海と土地の利用、インフラと建築、エネルギー生産の3つの社会経済システムであるが、自然の回復によって多くの利益を得られるのもこれらである。例えば、物流を冷蔵化して食品廃棄物を削減する他、都市ではエネルギー効率を改善することで2030年までに8,250億ドルの節約が可能であり、再生可能エネルギーは巨大な投資機会を提供しており、既に30カ国で化石燃料のコストに匹敵するようになっている。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)ニュース 「自然とビジネスの未来」(PDF)
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | エネルギー効率 | 化石燃料 | 食品廃棄物 | 自然保護 | 世界経済フォーラム | 社会経済システム | 食料生産 | 自然危機 | 自然とビジネスの未来
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